ズグロモリモズ
ズグロモリモズは鳥類としては珍しく毒を持つ鳥で、インドネシアやその周辺の島々に生息しています。毒はバトラコトキシンと呼ばれる強力な神経毒です。現にネズミなら1万匹、人間なら20人殺せると言われています。もちろん触れるだけでも危険ですが、今のところ被害にあった例は報告がありません。
ちなみに、ズグロモリモズは体内で毒を生成しているわけではなく、摂取する餌によって結果的に毒性が生まれます。ズグロモリモズには毒を摂取しても大丈夫な遺伝子が組み込まれていますが、人間がその毒を口にしてしまうと大変危険。また、ズグロモリモズの毒にはノミやダニなどの被害を受けにくい効果があるため、他の鳥類に比べて圧倒的にノミやダニにも強いです。