脚を数える

芸術もそうですが、物事の解釈は人それぞれなので、多くの人が確証バイアスに傾いてしまうんですね。おそらく、それは工芸品に対する彼らの俗物的な特性のため、ある人は無知と見るかもしれません。しかし、一概にそうとは言い切れない。芸術は、人々の多様な解釈をもたらすためにある。誰もがその謎を楽しみ、その意味を読み解こうとするためにあるのだ。

一方、目の錯覚も人々を楽しませる。この写真のように、象の像が、見る人によって何本もの足を持っているように見えるのである。一見すると、当然ながら4本足である。しかし、よくよく見ると、混乱が始まる。足の輪郭をたどると、5本である。しかし、脚のデザインからすると、7本である。実に不思議である。

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