キャットフードもだめ、缶詰もだめ、では袋に入れたら?
どうにかしてドンソクに餌を食べさせたいと考えたボランティアの女性は、違った方法でアプローチすることにしました。つまり、中身を変えてもダメなら、入れ物を変えてみよう、と。女性が現れるたびに姿を見せるドンソク。決してお腹が空いていない訳ではありません。このままではドンソクが飢えてしまいます。何かドンソクに餌を与える方法はないのでしょうか。
ある日ボランティアの女性は、餌を袋に入れてドンソクに与えてみました。その場で食べるのが恥ずかしいなら、袋に入れて落ち着ける場所に運べたら…と考えたのです。そしてその作戦は成功します!ドンソクは袋にパッと飛びつくと、踵を返してどこかに走り去って行きました。
これで一件落着…と思えましたが、女性はふとこんなことを思います。「ドンソクはどこに餌を持って行くの?」と。